あまりにイタすぎるのでオチをつけてみた

暗い夜道を歩いているような気分、と思っていただきたい。自分の中に眠るありったけの思いを限界まで見つめなおし、それを半ば意地で叩きつける作業が延々と続く。終点が見えるのならばまだ救いがあるものの、自分ではどうこうしようのない問題であるから余計に性質が悪い。
不意に振り返ってみると、何やら楽しそうで気持ち良さそうなものが来いよ来いよと言わんばかりに誘ってくる。それらがとても良さそうな物に思えたので誘いに乗ろうかとも考えるが、そこで立ち止まらなければ自分はもう戻って来ることができない。
思いを強くしてそれを振り切ったとしても、先に見えるのはどうにもならなさそうな黒いものばかりでしかない。自分がここにいるという事実が無性に耐え難い。自分はここではないところに存在していたい。決して逃げるのではなく、少しばかり居場所をずらしたいというだけ。それもなかなかどうして叶わないのだけれど。

この声が然るべき所に届いてくれる事を願いつつ、折角なので珍しく涙でも流してみることにする。

どうか、

ぬるぽ

                                             ガッ!!!