島田荘司 / ネジ式ザゼツキー
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/14
- メディア: 文庫
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急に思い立って久々に御手洗シリーズを読んだのですが、相変わらず面白いですね。
ある種の古典と言っても差し支えないでしょうあの「占星術殺人事件 (講談社文庫)」から始まる御手洗シリーズですが、自分はあまりこのシリーズの良い読者ではなく、かなり適当な順序でいくつかの作品を読んできています。この作品はシリーズの中では比較的新しい方で、なぜか御手洗潔が脳科学者になっていたりワトソン役の石岡が少しも出てこなかったりと、シリーズの初〜中期しか知らない自分としてはかなり面食らってしまう要素だらけでしたが、この作品の内容にもまた負けず劣らず面食らってしまいました。
脳科学者の御手洗潔が、エゴン・マーカットと名乗る男性のカウンセリング(?)を行うシーンから始まり、なぜ彼がカウンセリングを受けることになったのか、その症状や背景が少しずつ詳らかにされると共に読者に対して叩きつけられる謎の作中作「タンジール蜜柑共和国への帰還」。エゴン・マーカットが執筆したというその童話とも幻想小説ともつかぬ摩訶不思議な短編から少しずつ滲み出てくる謎、そして善からぬ事件の香り……。それらの断片を御手洗潔が拾い集め、繋ぎ合わせることで失われた過去を取り戻す、というのがこの作品の大まかなあらすじです。
読み終えてまずは、作者の発想力と構成力にただ脱帽するのみでした。冷静に考えてみるとかなり突飛で現実離れしたエピソードなのですが、自分が読んだ限りでは大きな矛盾点を残すことなく、○○ダニット*1を見事に消化しきっています。また、本書を手にとってみたら分かると思いますが、分量としてはなかなかの量がありまして、にも関わらず作中では決して事件がボコボコ起こっている訳ではありません。この作品の根幹を成す謎は一点に集約されるのですが、その一つの謎の解明だけを軸にしながらも、自分は飽きることなく読み進めることができました。実際のところ、事件の性質が性質なので解決編の半分以上は電話越しの会話文が占めているというかなり歪んだ構成だったりするのですが……。なので、シリーズ愛好者の中には存在するであろう御手洗萌えや御手洗×石岡ハァハァな皆さんにとっては物足りなさがあるかもしれませんね。それでもクライマックスでは感動的なシーンもあったり*2と、自分としてはベテランの力量を十二分に味わうことができて満足です。またシリーズを漁りたくなってきましたが、来年はこのベテランこと島田荘司による大河ノベルが待ち構えているんですよね。現在進行形で西尾維新と清涼院流水が突っ走っているこの企画ですが、名手がどんな驚きを提示してくれるのか、この作品を読んで期待が更に高まってしまったのでした。
ヱヴァ観てきた
公開初日=映画の日にちゃっかり観に行きました。普通、新作の上映は興行収入を考慮して映画の日である毎月1日からずらすという話を聞いた気がするのですが、その情報が誤りだったのか、あるいは自信があるからこそあえてぶつけたのか…。後者だとすると、ネットでの盛り上がりから察する限り、口コミ効果めいたものは期待できそうですし、狙いとしては当たったことになるのかな? 最終的な興行収入がどの位まで行くのかも楽しみです。
で、エヴァを(ほぼ)リアルタイムで目撃してきた自分としての今作の評価は文句無し。いいもん観させていただきました。
今回の"序"はリメーク的な要素(制作サイドが謳うところの"REBUILD"ってやつですね)が大部分を占めていることもあり、オリジナル版を知る人間がこの作品を評価しようとするとどうしても差分抽出な作業に徹してしまいたくなるところは仕方ないのでしょうね。観ている間はずっと「ちょ、ここでこう来るの!?」「おぁ、え、なんで!?」と、小出しにされてゆく差分という名の謎の魅力に振り回されつつ、それでいて「そうそうエヴァはこういう感じでないとね」というどこか安心感のようなものも味わいつつ、相反する二つの感覚が同時に脳を刺激することで生まれる興奮にひたすら身を委ねてしまいました。作中で気になった謎要素についてはid:DENIMが日記でひたすらまとめてくれていたのでそちらに任せつつ、自分はシナリオの部分とは別で「音」の方に気を取られていたということを書いておきましょうか。
まず声。最初にエヴァの新劇場版が作られるという情報を知ったその瞬間に気になったのが「そんなもう10年とか経とうというのに声優どうするの!?」という点だったのですが、ここはもう完全に杞憂だったことを思い知らされました。流石に皆さん当時のままの声という訳にはいきませんでしたが、やっぱりプロがプロたる所以というものがあるんでしょうね。むしろ、今までちびちびとゲームやらパチスロ?やらで展開されてきていたメディア展開は、今回の劇場版で声優陣がベストパフォーマンスを発揮できるようにするためのリハビリテーションだったのではと疑いたくなるほどのクオリティでした。声については今後も何ら心配する必要は無いかと思います。
次は音。単純に映画館だから迫力の音響に圧倒されたよというのもあるのでしょうが、SEで気になる音が色々あったかなぁというのも印象強いです。エントリープラグの中の環境音あたりに「これもうドローン系アンビエントミュージック…ってかむしろもうニカって言ってしまって良いんでね?」という感想を持ったりもしたのですが、特に印象が強かったのは某使徒が放つ音。予想外な変形っぷりの方がインパクト大きくてどうしてもそちらに気が行ってしまいますが、オリジナル版ではあんな「鳴き声」と表現しても良さそうなほどの強烈な音は発していなかったはず……。変形によって観客が見せ付けられる「強さ」とは違い、あの無機質なデザインの使徒から放たれる音もまた観客に「恐怖」を植え付けるほどのインパクトがあったんじゃないでしょうか。自分はむしろ後者に終始ドキドキさせられていました。
そして音楽。最初にあのもう何度も聞いてきたフレーズが耳に飛び込むや否や、「おぁ、まさか録り直し!? …いやいやいわゆる劇場補正でしょ」と、そもそも観るまで音楽はどうなるんだろうという疑問を全く持っていなかった自分を恥じたりもしたのですが、いつの間にか随所で現れてくる新曲が耳に入るともうニヤニヤすることしかできませんでした。
NEON GENESIS EVANGELION S2 WORKS
- アーティスト: TVサントラ,ARIANNE,LOREN&MASH,Mike WYZGOWSKI,鷺巣詩郎,MASH,庵野秀明
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 1998/12/04
- メディア: CD
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ともあれ、まずはこの興奮をリアルタイムで味わえたことを嬉しく思うと共に、またエヴァで興奮させてくれた製作サイドに感謝の意を表明するのみです。スタッフロールの後で流されたあの予告編はお客さんへの挑戦状と受け止め、次の展開、そしてさらにその先でまた我々を歓喜と非難とが渦巻くカオスへとぶち落としてくれることを願ってやみません。
まつりのあと
で、ライヴ終わった後ですけど、本当はageHa行きたかったんですよ。再来週に迫ったmetamorphoseのプレパーティーでLos Hermanos来日公演!とか言われたら、にわかメタモ厨&デトロイト厨としては気にしない訳にいかないじゃないですか。でも終わった後は流石に疲れてて、それでもやっぱ行くべきだべいや疲れた身体で行っても楽しめなくて不完全燃焼じゃろと悩みながら電車に乗っていたら何だか不自然な急ブレーキと共に駅間停車だこれはもしやそういや急ブレーキの前に何か不自然な揺れがあったような気がしないでもないけどまさかと車内に響くアナウンスがもたらすそれはつまり浮かれ気分で乗った京浜東北線。
自分「が」乗った京浜東北線「が」
人
身
事
故
で 停 止
視界の先、赤いランプの点滅と共にいつまでも警鐘を鳴らし続ける踏切を眺めながら、今日という日はもう終わるのだという思いをひしひしと身に染み込ませたのでした。ageHaって何…ああ、うん、さっきRyu☆ちゃんのライヴで聞いたばっかじゃん。良かったね。
とにかく当日、ライヴ帰りに電車遅延の煽りを受けた皆様には、我々が乗った車両のせいでご迷惑をお掛けしました。それにしても、この、何と言うか、何とも言えない、その、何……
beatnation summit
今を時めく音ゲーであるIIDXのライブに行って参りました。完全無料招待制ということで、どんなに行きたくとも抽選に当選した人とその連れしか参加できないという何かとハードルの高いイベントで、自分はまぁ当選しなかった訳ですが、縁って大事ですね。同伴者を持て余していた誰かさんの計らいにより運良く連れて行っていただくことができました。
とりあえず感想と共にざっと流れを追ってみますか……。因みにセットリストはdp-la.blogさんの記事からレファらせて貰って勝手に細かい手入れをさせていただきました。勝手に感謝。
が、眠いので[later]とある箇所…ってほとんどですが、そこについては後ほど書く予定です。とりあえず無駄に正確さを追求したセットリストをお楽しみください。楽しくないか。
【DJ YOSHITAKA】
1.DJ YOSHITAKA-G feat.Michael a la mode / GOLD RUSH
2.朱雀 / CONTRACT (unreleased)
3.DJ YOSHITAKA feat.A/I / CaptivAte 〜裁き〜
4.A/I / CaptivAte 〜誓い〜
5.星野奏子 / 星をこの手に
6.DJ YOSHITAKA feat.DWP / High School Love
7.Caldeira feat.星野奏子 / INFERNO
8.DJ Yoshitaka feat.星野奏子 / Endless Summer Story
9.DJ Yoshitaka feat.星野奏子 / D.A.N.C.E.! (long version)
先陣を切ったのは現在進行形のIIDXを支える屋台骨と言っても良かろうDJ YOSHITAKA。来るならいきなり一曲目から来るだろうなという予想通り、今もっともIIDX楽曲の中でホットであろう"GOLD RUSH"から一気にテンション上げにかかってきました。となるとやっぱりお客さん全員でシャウトはお約束な訳で、よしくん直々の煽りも手伝ってそこはもう息も合ってピッタリ行くんだろうなと自分も叫んでいたのですが、盛り上がりと共に感じる違和感。
「ちょっとズレてね? …あっ、DistorteD飛ばしてGOLD言っちゃった!」
これはひどい。まぁ、その後でポップンシリーズ名シャウトというセルフパロディをやらかして(わざわざムービーまで作って!)、そこでは明らかにアドヴェンチャー飛ばされててもっとひどかったのですが、IIDXの方は美しく決めたかったもんですね。よしくんの煽りがちゃんと合ってればキまってたでしょうから、そこは惜しかった。"CONTRACT"はゲーム/サントラ版に少しアレンジが加えられていて、恐らく今月発売のDistorteD家庭用に通販特典?として付いてくる"CARDINAL GATE conclusion"に収録されるバージョンでしょうね。大胆なアレンジという訳ではなく、SUBLIME感が3割増したような具合のアレンジでした。前後の曲の流れを考えるとちょっと浮いたチョイスかなとは思いました。その後は星野奏子登場で間にMCを挟みつつ、……こうしてセットリストで振り返るとぶっちゃけほとんど星野奏子オンステージですね。ファンは垂涎ものの時間を過ごせたことでしょう。"High School Love"は果たしてゲーム版も彼女のVo.という解釈をしていいのか、微妙なところです。*1
【Ryu☆】
1.Ryu☆ / Second Heaven
2.Ryu☆ / 雪月花
3.Ryu☆ / Be quiet
4.Ryu☆ / THE SAFARI (Ryu☆remix)
5.HHH / So Faburous!
6.Ryu☆ / Abyss (The Heavens Remix)
7.Ryu☆ / Aurora
8.Ryu☆ / AGEHA
9.青龍 / waxing and wanding (unreleased)
10.Ryu☆ / Under the Sky (Ryu☆ Remix)
11.Ryu☆ / rainbow rainbow
12.Ryu☆ vs Sota Fujimori / Go Beyond!!
二番手はRyu☆。DJ YOSHITAKAと同じく1曲目で先ずガツンと一発ぶち込み、そこからHARD HOUSE/DANCEな選曲でBPMとノリをじわじわ上げてゆき、上がり切った頃にはBPM180overなHAPPY HARDCORE/TRANCECOREなレパートリーにシフト済み、という綺麗な流れでした。HHHのフリとしてDai(恐らくhomo)のビデオレターなどを挟んだりはしたものの、基本的に余計なMCを挟まずに最後まで突っ走ったこともあってか、すごくまとまったセットだったなぁという印象が強いです。"waxing and wanding"はこちらも聞いたことがないアレンジのver.で、恐らく今月発売の(ry 原曲と比べるとブレイクの壮大さがかなり増してたのではないでしょうか。…こう、感想を書こうとすると非常に苦しいですね。あまり奇を衒った内容ではなかったからだと思いますが、逆にミスらしいミスも皆無で、求められた仕事をやり遂げた感が伝わってくる内容でありました。
【Sota Fujimori】
1.Sota Fujimori / intro (including "with you...")
2.Sota Fujimori / Look to the sky (cyber True color)
3.Sota feat.Cyborg Akemi / Rise'n beauty
4.SySF. feat.Donna Burke / Star Gate Heaven
5.Sota Fujimori / The Hope of Tomorrow
6.Sota Fujimori feat.cyborg AKEMI / Cyber Force
7.Sota Fujimori / Psyche Planet-V (LONG VERSION)
8.Sota Fujimori / PLASMA
9.Sota Fujimori / beatnic nation
10.Sota Fujimori / ANDROMEDA
11.Sota Fujimori / ANDROMEDA II
12.Sota Fujimori / Back Into The Light
[later]
【AKIRA YAMAOKA】
1.AKIRA YAMAOKA / iFUTURIST
2.AKIRA YAMAOKA / SPACE FIGHT
3.AKIRA YAMAOKA / tant pis pour toi
4.AKIRA YAMAOKA / 昭和企業戦士荒山課長
5.AKIRA YAMAOKA / bit mania
6.AKIRA YAMAOKA / ライオン好き
7.AKIRA YAMAOKA / outro
[later]
【intermission】
休憩時間の間、スクリーンでMAYAチビキャラがてんやわんやしてて可愛かったです。この数分のためにわざわざ用意したんでしょうね…。
【L.E.D.】
1.L.E.D.-G / HELL SCAPER (long version)
2.L.E.D.-G vs GUHROOVY / ErAseRmoToR maXimUM
3.L.E.D.-G VS GUHROOVY / eRAseRmOToR pHAntOM
4.L.E.D.-G / THE DEEP STRIKER
5.L.E.D.-G / OUTER LIMITS ALTERNATIVE
6.L.E.D.-G / LOVELY STORM -LOVE IS DREAMINESS REINTERPRETATION-
7.GUHROOVY fw.NO+CHIN / 5PM ETERNAL
8.L.E.D.-G vs GUHROOVY fw.NO+CHIN / ROCK ME NOW
[later]
【kors k】
1.kors k Vs. L.E.D. / SOLID STATE SQUAD
2.kors k / the shadow
3.kors k / Rising in the Sun
4.kors k vs teranoid / tripping contact
5.kors k vs teranoid / tripping contact (teranoid&MC Natsack Remix)
6.teranoid & MC Natsack / ay carumba!!!!
7.kors k / heaven above
[later]
【DJ TAKA】*2
1.dj TAKA / V (conclusion)
2.金獅子 / 嘆きの樹 (unreleased)
3.dj TAKA / ABSOLUTE 2007
4.Sota Fujimori / rainbow flyer (Sota Fujimori Remix)
5.dj TAKA / Blue Rain
6.dj TAKA / Votum Stellarum (forest #25 RMX)
[later]
【ENCORE】
1.kors k / SigSig (original extended)
2.Ryu☆ / starmine (unreleased)
3.dj TAKA / One More Lovely (after hours)
[later]
はてな復活した!
結論から申し上げますと、はてなはスバラシイ。
とりあえずここ1週間ほど、はてな内におけるid:Metaphone絡みのあらゆるサービスにアクセスできない状況が生じていたのですが、理由はいたって単純。
はてな退会したからです。
何も決してちょっと遅れ気味にお星様うぜぇブームに乗ろうとしたわけではありません。むしろはてなスターTシャツ欲しい!と主張したいくらいはてなスター大好きです。それで何故いきなり退会に至り、そして何故自分は今ここにいるのか。ちょっと色々あった&分かったのでここらで自戒の意味も込めて整理しておきたいと思います。
発端は参議院選挙で揺れていたあの日曜日の昼下がり。「あ、はてなバー使ってみるか」と急に思い立って愛用のFirefoxにはてなバーをぶっこみ、色々と弄っていた最中に「そういえば自分、サブアカウント持ってたな」と気付いたわけです。確かサブアカウントのサービスがリリースされた直後に何も考えずに取得しており、それ以降まったく使っていないまさに宝の持ち腐れ状態となっていたため、いっそ消してスッキリしておきますかとはてなのアカウント画面に行くと、サブアカウント解除の画面へ飛べると思しきリンクを踏み、確認用にパスワードとサービス解除理由を記入し、「サブアカウントなのにわざわざ理由聞くのかぁ」と思いながらふと画面を確かめてみるとそこに表示されているidは何とメインアカウント!
あっちょっちょ待って「特に必要としていないため」とか書いちゃってちょまメインアカウントはダイアリーでもブックマークでもバリバリ使ってますがなちょっとまったたんまたんま危ない危ないメインアカウント消しちゃうとこだったカチッってカチって今カチっていってEnter押しちゃったよちょっとあなたばああああああああばあつバツバツバツバツ押して早くふぁいやーふぉくすけ止めないと消さないと無かったことに今の押さなかったことにしてちょっと頼みますから!!!!!!!!!
後はもう予想通り期待も虚しく、はてなのどこへ行っても、「ご指定のページが見つかりません」。最近流行りのエアーマンがナントカカントカみたいだ…などと思う余裕も無く、自分のヘマとしか言いようが無いミスによって失ったデータが何だったかを思い返します。
(はてなダイアリー…は2004年くらいから何度も三日坊主しながら適当に書き続けてたけどああ全部消えたのか。しかしダイアリーより前にはてなアンテナ使ってたんだよな確か…最近はフィード吐くサイトが増えたからどんどん登録数は減らす一方だけどそれでも100サイトくらいの巡回には使ってたし、しかもローカルのお気に入りには置いてないからああそれも無くなって…フィード吐くサイトの移行先のはてなRSSは…LDRに乗り換えたから大丈夫だ…けどああ、あああ、先月くらいに1000超えたはてなブックマーク…あああこれは痛い、被favは旦那衆とは程遠いせいぜい丁稚奉公レベルとは言え、とりあえず自分のためにブクマってたあのサイトもこのサイトもまた探さないといけないのかああああわああああああああやばいリアルで泣きそう!!!!!!!!!)
途方に暮れても仕方が無いなと思い、涙をぐっと堪えてとりあえず退会絡みの問い合わせアドレスに、「誤って退会してしまいました。失ったデータの大きさを思うと相当キツいので、ダメだとは思いますが可能であればはてなスターTシャツ欲しい!…じゃなくてidの復活を…ってもそれは無理な相談ですよね…とりあえず再入会の方法を教えてください…」的なメールを送りつつ、この悔しさと切なさを参院選の一票やTumblr.にぶつけるなどして*1、その日は静かに終わりを告げたのでした……。
お問い合わせいただきました件につきまして、復帰対応が可能かどうか
現在、確認をいたしております。
確認でき次第あらためてご連絡させていただきたいと思いますので、
今しばらくお待ちいただけますでしょうか。
!!!!!
これは期待させるお返事ではありませんか! がしかし! いやいやそんな! たかが1ユーザのミスのためにそんなイレギュラーな対応をしてくれるんですかはてなが! 何の前触れもなくいきなり糞重たいお星様を無差別に輝かせたせいでユーザの反感を買ってしまったはてなが! そんな! いやいやいや! えええちょ! もしかしてもしかするのか! 待ちますよ! 待ちますとも! 延々と待って差し上げようじゃないですか!!!
それから一週間。「ようこそゲストさん」の文字を何とも言えぬ思いを抱いて眺めつつ、ReBlogはできてもブックマークできない日々を徒に過ごしました。はてダで「ちょっと良いこと言いやがって」「可愛いの描きやがって」と思った記事に星を付けることもできません。自分のダイアリーではてなスターTシャツ欲しい!と訴えることもできません。フィード吐く気配を一向に見せないサイトを巡回するのも億劫です。数年前こそ「はてなキモい!」と思っていた日々すらあった自分が、いかにはてなに依存していたのかを大いに思い知らされる日々でした。
そして昨日の午後。会社でこれから会議だうぜぇと思いながらメールを確認してみると再びid:rikoたんさんからのメールが来ているではないですか。
さきほど、削除データの復旧作業が完了し、再度ご利用を行って
いただける状態となっております。尚、今回の復旧作業におきまして、パスワードおよび、一部個人情報に
関しては完全削除となっておりますため、復帰ができませんでした。
現在は、仮のパスワードが設定されております。仮パスワード ********
お手数をおかけいたしますが、上記の仮パスワードでログインを
行っていただき、お早めにパスワードをご変更ください。また、個人情報の補完は、アドバンスドユーザー設定で行って
いただけます。
https://www.hatena.ne.jp/advancedまた、なにぶん、イレギュラーな対応となりますため、復元にあたって
なんらかの不備がある可能性がございます。
もし不具合などございましたら、ぜひご連絡ください。このたび復元に時間がかかり、ご不便をおかけいたしましたことを
お詫びいたします。
*:..。o○☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆ http://twitter.com/Metaphone/statuses/191096852 ☆*゚¨゚゚・*:..。o○☆*゚¨゚゚・*
もう慌てて自分の各サービスページを確認しましたよ。そしたら戻ってるんですよ。そのままそっくり。目を疑いましたね。これでまたひたすらはてブれる日が来る! これでまたダイアリーではてなスターTシャツ欲しい!と叫べる日が来る! これでまたヲタサイト巡回できる! これでまたダイアリーではてなスターTシャツ欲しい!と叫べる日が来る! これでまたはてなスター無差別爆撃ができる! こうしてはてなスッタフの方々の苦労と努力により、再び全く同じidではてなコンティニューを果たすことができたのでした。もう本当にはてな様様です。そんな心から尊敬し心から愛するはてながクリエイトしたはてなスターTシャツ欲しい! 信者だ何だと言われても、はてなと心中してもいいです。自分は心の底から感動しました。皆さんもどんどん誤退会してこの感動を共有しようではありませんか。
ともあれ、今回はてなサイドに取っていただいた手段はイレギュラーもイレギュラーなものと思われます。自分と同じ轍を踏むユーザさんが後に続かないことを願うばかりです。
*1:その吐露がまさか50以上もブクマ集めるなんて予想だにしてませんでしたが…。
ポリリズムだ!(笑)
連休初日の14日はわざわざ雨の中、御茶ノ水のアテネ・フランセ(名前やどんな施設かは漠然と知ってて今回初めて行ったのですが、なかなか古いとこなんですね)まで菊地成孔によるポリリズム講義を聞きに行ってきました。トークショーに行ったことはあったんですけど東大講義とかにモグったことは無いので、レクチャーという意味ではこれが自分にとって初めての聴講経験ということになりますね。内容としては「ポリリズム」に関する公開講義で非常に面白く、不勉強な自分にしては珍しくわざわざちゃんとメモまで取ってきたので、復習の意味も兼ねてここで整理しようかとも思ったのですが……。
- 作者: 菊地成孔,大谷能生
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/09/11
- メディア: 単行本
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- とにかく受講者の数が多過ぎ!ということで開始5分くらいは「ほらこっち詰めて」「真横まで来ていいから」と講師本人による人員整理が(笑)
- 受講者の多さに辟易したのかていきなり質問タイム!
- 「黒板無いのかーやり辛いなー」というボヤきに応え、スタッフの方がわざわざホワイトボードを調達
- 満員御礼の教室の中をじわじわ横切るホワイトボードはプロセッションって感じだね(笑)
- 中世〜近代はモノという概念(モノリズム)が徹底された時代
- 秩序の完成=抑圧
- 元から存在する(例えば酒やドラッグや煙草で引き出されるような)無意識(カオス)をとにかく綺麗にまとめようとした
- ポリリズムをモノリズムの対立項として捉えるのは(形としては間違ってないけど)よろしくない
- モノフォニーはポリフォニーを内包している。つまり「全てが"ポリ"」
- 日本語で「田野」と発音し、英語で「tunnel」と発音した時。ここに言語としての訛りが生じる(ポリフォニー)
- 因みに田野/tunnelネタはずっと前に梅宮辰夫がいいとも!で話してた(笑)
- ポリリズムといっても大きく二つに分けられる
- ポリリズムというのはまずこの凄く大きな「訛り」としてある、ということ
- ポリリズムを小龍包に例えたらデートコースの活動なんててっぺんのにゅるっとした部分に過ぎないの(笑)
- モノリズムなんて幻想に過ぎない、ということ
- テクノミュージックが支持されたのは「打ち込みによる完璧にズレない音楽がモノリズムを実現する(という幻想)」ゆえだろうね
- URとかは訛りまくってるんだけど(笑)
- テクノミュージックが支持されたのは「打ち込みによる完璧にズレない音楽がモノリズムを実現する(という幻想)」ゆえだろうね
- 例えはヒップホップにおいてはRUN DMC辺りまではかっちりとした訛りがあった
- 日本だとTokyo No.1 Soulsetがやるような、かっちりとした訛りのラップね、秋田音頭みたいな(笑)
- (ここで流してたJay-Zの新譜が妙にかっこよくてまたヒップホップ聞きたくなってきた)
- 3連のリズムと4拍子が脳内で合わさってバグった段階で初めて「ポリ」になる
- ♪「構造I」。これはキックは5拍子でベースが4拍子な5対4の関係。譜面に「書けない」(書こうと思えば書けるけどそういう話ではなく)
- ♪「構造(いくつだっけ)」。これは4対11という極例。これらは1対1ポリ
- 1対1ポリに対してn対n対n対…という皆がバラバラといういわゆるマルチポリをDCPRGで実現したのが「Catch 22」
- ポリリズムを掴む能力の開発は「啓発」(って言うとちょっとアレだけど)に依存する部分が大きい
- ファッションショーってのは、ウォーキングミュージックとそれを無視して歩くモデルという1対1の構図が見える場
- ファッションショーは良いよ(笑)
- ♪「アルト・サックス、ウッド・ベース、ドラムス、ハープによる無調クールジャズ風」
- これは各パート同時じゃなくて別録りを編集で乗せただけ。別パートを無視して同時に演奏するのは至難の業
- なぜなら人間にはシンクロしようとする力があるから
- 他と合わせないようにしようとすると、努力が必要になる
- なぜシンクロしようとするのかというと、「えっ、ズレていいの?」というモラルに抑止されてしまうから
- ポリリズムを啓発によって体得することによって、そんなモノリズムからの解放を実現できる
ここまでが大体前半という感じで、すいません本当に重要な部分は多分含んでません(苦笑)。後半はワークショップ形式でひたすら理論的な話を突き詰めて行って良い所で終わってしまったのですが、そこは繰り返しになってしまいますが↑の本を参照ということで。ただ後半でも「レイハラカミやTortoiseなんかはほとんどの曲がアフロポリの形式に則ってるよね」とか面白い話はあったりしたのですがすいません自分がもう眠いんでここまでです。とりあえず今後は、「コンビニはいいよ(笑)」という話を信じて、コンビニで立ち読みでもしながら四つ打ちを頼りとした巷に氾濫するJ-popに耳を傾けて拍子をすくい上げる秘密特訓に精を出そうかと思います。しかしほんと面白かった。また機会があったらモグリででも受講してみたいものです。
近況だ!(笑)
現場が変わったこともあって1年前と比べると無駄に忙しいです。
まだ「この残業は出ねえよォ!」っていうレベルではないんですけど、
精神的に応える要因がありましてですね…
残業手当が出るガッツリ超残業と、残業手当が出ない微妙なボチボチ残業。どちらがいいですか……
まあつまりそういうことですが振り向かない。YRPで某通信キャリアのネットワーク拡張計画について
ひたすら検討して検討して検討する毎日です。おらそこのFOMA使ってる君、跪きたまえ!
ちゅうかYRPとかいってもうね、交通の便とか色々悪すぎでね。悲しくなってきますね。ええ。
まあ近頃ちょっと考えつつあるのは、元々ネットワーク技術と戯れたくてこの道に入り込んだんですが、
去年1年間の経験や現在進行形の経験やその他諸々の要因を踏まえてみると、ネットワークもいいけど
もうちょいサーバ寄りなあれこれの方が自分は好きなのでは? という。去年はほんとLinux漬けな日々を
強制される職場だったので「何でこんな訳わからんOSをみんな使うんだろうか、Mなんだろうか…」と
ウンザリすること頻りでしたが、いざ仕事と切り離してみると「Linuxとか面白くね?」という思いが。
熱しやすく冷めやすい性分であることは重々承知しておりますが、色々考えてしまう今日この頃です。
はてなの中の人が手作り鯖ワーイとかやってるの想像すると羨ましいですもんねほんと。
とりあえず勘を取り戻すためにも、会社からさっさと取得するよう突付かれ気味なLPICのLevel2でも
頑張ろうかと思います。LPICってあんまり有効性/実用性ともに高い資格とは思えないんだけどね……
まあそんな具合なので日記がスカスカになっても大目に見ていただければ! と思ったけど!
http://twitter.com/Metaphone
Twitter面白いですよ。うん。Twitterでどうでもいいこと更新してるとそれで満足してしまうんですね。
毒にも薬にもならない文字列を垂れ流し続けてつい先ほどですが1000更新を記録してしまいました。
4月頃の盛り上がりには及ばないけど今の状況は程々に落ち着いててちょうど良いかもと思ってます。
http://b.hatena.ne.jp/Metaphone
1000繋がりではてブも。こちらも最近になって登録数1000超えました。
これが果たして何かの役に立つのかっていう疑問はあるっちゃあるんですけど、
漫然と巡回してそれだけで満足するか、それともクリッピング+コメント考えるか、
っていう差は結構大きいんじゃないかと思ってるんで、今後も続けていきたい次第。
ほんと地味に少しずつゆるゆると被お気に入り数が増えてるのもちょっとした動機ではある。
http://metaphone.tumblr.com/
あと最近はtumblrも面白い。これ何って聞かれると説明タルいので勝手に読んで勝手に感じてください。
極々一部の人に対しては「自分用マテじるし(画像も文章も)」ってことでご理解いただけると思います。
とりあえず、自分が「やばこれ引用したい!」「これは転載せねば!」っていうネット上の諸々をひたすら
ここに貼り付けて遊んでます。はてブと被るんじゃっていう懸念もありましたが杞憂に終わったかな?
とりあえず近頃はそんな感じですってことで。そのうちまた音ゲー見解とかも書きたいね。